- 2011年4月 4日 16:04
近年、体幹トレーニングがとても注目されています。
プロスポーツ選手、オリンピックに出場するような競技者、そして彼らを指導するコーチ達が「体幹を鍛える重要性」について発言し、TVや雑誌で「体幹」という言葉を目にする機会が増えました。
例えば、昨年サッカー日本代表でブレイクし、現在イタリアの名門クラブインテルに所属する長友佑都選手。
体の小さな彼が大きな外国人選手に当たり負けしない理由のひとつとして、「体幹の強さ」が指摘され、長友選手の体幹トレーニングの様子がテレビなどで取り上げられました。
長友選手のような事例がその他各種の競技でも見受けられ、それが雑誌などに掲載されることで、アマチュア競技者だけでなく、趣味としてスポーツに取り組んでいる人達の関心を高め、長期的な「体幹ブーム」が起こっていると考えられます。
----------------------------------------------------------------------------------
では、体幹を鍛えるとは、身体のどの部分を鍛えるのでしょう?
樹木で例えるならば、人間の腕や脚などは「枝」であり、
胴体の部分が「幹」であるとイメージ出来ます。
主に"鍛える"ことが出来るのは筋肉ですので、
体幹を鍛えるとは、主に胴体の筋肉を鍛えることであると言えます。
----------------------------------------------------------------------------------
胴体の筋肉には、腹筋、背筋、胸筋、お尻など腰の周りの筋肉、体の中深いところの筋肉などがあり、それぞれの部位もさらに細かく分けることが出来ます。
器具を使った一般的な筋力トレーニングでは、細かく分けた各筋肉をそれぞれ別々に鍛えるイメージがありますが、「体幹トレーニング」では、それらの各筋肉全体を強化するイメージです。
プロスポーツ選手のトレーニングの目的は競技力向上ですので、筋肉美を追求するためのトレーニングとは異なる部分が出てきます。
----------------------------------------------------------------------------------
では、カッコイイ身体になるために、理想のボディーラインを得るために、体幹トレーニングは無意味なのでしょうか?
いいえ、もちろんそんなことはありません。
それどころか非常に有効です。
理想のボディーラインを得るためには、
余計な脂肪を減らすことが大きなポイントになります。
脂肪を減らすには、食生活の改善と同時に、
脂肪を燃やす力のある「筋肉」の量を増やす必要があります。
身体全体の筋肉量を増やすには大きな筋肉を増やすのが合理的で、
体幹トレーニングでは、例えば背筋、腹筋、胸筋、お尻、腸腰筋、など身体の「大きな筋肉」を鍛えることになります。
大きな筋肉の量を増やすと基礎代謝量が上がるので、
長期的に太りにくい体質になることが出来ます。
----------------------------------------------------------------------------------
体幹トレーニングは、スポーツ選手のパフォーマンス向上だけでなく、
ダイエットや理想のプロポーションを手に入れたい人達にとっても効果的なのです。
- Newer: ダイエットのための筋トレを続けるコツ